studio malaparte
宮岡秀行:映画作家。1967年広島生まれ。 96年にビクトル・エリセ、ジョナス・メカス、マルコ・ベロッキオら映画作家9人の元を訪れ撮影した作品『セレブレートシネマ101』 (織田要と共同監修/01/2002年I mille occhi(トリエステ)出品)を発表。98年『モレク神』(アレクサンドル・ソクーロフ監督)の助監督として渡露。 98年から01年まで広島県三原市の沖合にある佐木島で、国内外から複数の芸術家を招いて、映像セミナー&ワークショップ「鷺ポイエーシス」を企画。 01年からアートドキュメンタリー番組Edge(SKY Perfect TV!)ディレクターを務める。 映像制作という表現媒体を異質なものが干渉しあう場だと捉え、国内外の“ポイエーシス(創造)”の現場を記録している。 主な監督作品に『母モニカ-for a filmunfinished』(三好暁と共同監督/04/2005年ロッテルダム国際映画祭出品)、 『リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像』(05)は全国の主要都市で劇場公開された。 近作に美術家・岡部昌生を追った『わたしたちの間の徴(しるし)-第3ヴァージョン』(12)、フランスと日本で活躍するソプラノ歌手・奈良ゆみの『歌に生き 愛に生き』(13)、 10年の歳月をかけ撮影・完成に至った『井上郷子 ピアノの瞬間(とき)』(14)などの長編ドキュメンタリー作品。 また内覧会映像として、ライブ・ビューイング『ブレス・パッセージ2014』、広島のミニシアター移転記念製作『サロンシネマ物語(ストーリー)』、CM製作にも着手。
1996/2001:
◎『Celebrate CINEMA 101』監修
共同監修:織田要
参加監督:マルコ・ベロッキオ、ヴィクトル・エリセ、ロバート・クレイマー、青山真治、ジョナス・メカス、ロブ・ニルソ
ン、ヒデホ・ウラタ、アレクサンドル・ソクーロフ
公式出品: Festival I mille occhi(イタリア/2002)ほか
1998-2001:
◎映像セミナー&ワークショップ「鷺ポイエーシス」総合プロデュース
2000:
◎ロブ・ニルソン監督、諏訪敦彦共同監督『Winter Oranges』プロデュース
公式出品:the Mill Valley Film Festival(アメリカ/2000)ほか
◎『Victor Erice in Madrid~カフェ・オリエンタルで語る』(DVD/東北新社)制作
その後2006年、The Criterion Collection(アメリカ)シリーズの“The Spirit of the Beehive”に再収録
2001-2002:
◎SKY PerfecTV! 216ch『Edge~未来を、さがす。』シネマトグラフ篇6本のプロデュースならびに制作
出演:青山真治、諏訪敦彦、安藤尋、李纓ほか
2003-2007:
◎『LIVE! Edge』『Edge2~今を、いきる。』プロデュースならびに制作
出演:太田省吾、白石かずこ、鈴木了二、細川俊夫ほか
2004:
◎『母モニカ―for a film unfinished』制作(制作:三好暁+宮岡秀行)
公式出品:ロッテルダム国際映画祭(オランダ/2005)ほか
2005:
◎『リュック・フェラーリ―ある抽象的リアリストの肖像』制作・構成
国内外10都市以上で劇場公開
2008:
◎ 『私家版Hiroshima Melos』制作・演出・構成
3月9日「原民喜没後57周年・花幻忌の会」(広島 広島市まちづくり市民交流プラザ)にて特別上映
◎『エビオニーム ―― Masao Okabe frottage works』制作・構成
8月11日~24日「岡部昌生展」(東京 トキ・アートスペース)にて期間中上映
◎『slow landing――リュック・フェラーリ+大友良英』制作・構成
(キャロサンプから12月にリリースされるCD『Les archives sauvees des eaux/Luc Ferrari avec Otomo Yoshihide』にCD-Extraとして収録)
2009:
◎『ガリーグは空を舞う』(制作中)出演:ディヴッド・グラブス、ノエル・アクショテ、大友良英ほか
2010:
◎『エビオニーム』(2010ヴァージョン/決定版)音楽:アントン・ヴェーべルン、テキスト:原民喜
展覧会「愛の小さな徴(しるし)」期間中(11月7日~12月7日)上映(札幌市 JRタワー・プラニスホール)
2011:
◎『水に書かれたもの』出演:ビクトル・エリセ 展覧会「半農半アート」
期間中(2月4日~3月21日)上映(東広島市美術館)
2012:
◎『徴(しるし)は至るところに』監督・撮影(2010-2019/決定版・84分)
出演:岡部昌生 音楽:鈴木昭男 編集:佐藤英和/唐津正樹/上原拓治 製作:パルメラ・ムーン
◎「映画/千夜一夜ー早すぎる、遅すぎる、映画を求めて」(渋谷アップリンク8/4〜8/8)プログラム・ディレクター
2013:
◎『奈良ゆみ 歌に生き 愛に生き』監督・撮影(107分) 出演:奈良ゆみ
2014:
◎『井上郷子 ピアノの瞬間(とき)』監督・撮影(94分) 出演:井上郷子/伊藤祐二
2015:
◎『Breath Passage 2014』(113分)記録撮影(5/27)
出演:田中泯/カン・テ・ファン/中村達也/ジム・オルーク 製作:ビクトリィ
◎『Locus Focus』ブラジル・ツアー 記録撮影(7/15~7/22) 出演:田中泯 音響:石原淋
◎『サロンシネマ物語』監督・撮影(19分) 脚本:住岡正明
◎『海南行』監督・撮影(18分) 出演:宮岡亀夫/宮岡睦子 絵:宮岡未央乃 音楽:Plum
◎『奈良ゆみ/クルト・ヴァイル ベルリン-パリ-ニューヨーク』(コジマ録音)所収DVD「リハーサル/リヴァース・ショット」監督・撮影(34分)
◎『原民喜の世界』(87分)記録撮影(8/2) 音楽:尾上和彦 演出:宮脇百合江 台本:片山典子
2016:
◎『翻案・犬の静脈に嫉妬することから』(113分)記録撮影(11/4~11/6) 出演:小林嵯峨
2017:
◎『微塵光-原民喜』監督・撮影(60分) 出演:原時彦/野木京子/中田耕治/宮脇百合江
◎「両国シネマ天丼ー地球上のわずか50人いるかいないかの余分な人たちのために」(両国門天ホール4/29~5/7)プログラム・ディレクター
◎『Sick Dance 病める舞』(92分+19分/アフタートーク)記録撮影(11/4) 演出・振付:マルセロ・エヴェリン
2018:
◎『そして音はガリーグをめぐる』監督・撮影(2009-2018/49分)
出演:ディヴィッド・グラブス/ノエル・アクショテ/大友良英/秋山徹次/安田芙充央 音楽:リュック・フェラーリ
◎『東京日記』(2005/デジタル・リマスター改訂版/31分)
◎『ある抽象的リアリストの肖像』(2005/デジタルリマスター改訂版/46分)
2019:
◎『光の種子 後期・中西夏之に就て』監督・台本・撮影(60分) 声の出演:宇野邦一/十田撓子
◎『前日譚 土方巽ができるまで』監督・撮影(2014-19/39分) 原作:土方巽「犬の静脈に嫉妬することから」「病める舞姫」
朗読者:友川カズキ/原田真裕美/森繁哉
など
1997:季刊「映画芸術 創造者のポリティクス」No.383特別号 監修
2000:「ソクーロフ Flowers of Hitler」『創造 現場から/現場へ』(東京大学出版会)執筆
2003:『Edge 映画と詩の間』(Art Square)監修・編集
2009:「ecce」創刊号 執筆
2010:「ビクトル・エリセ」執筆
など