studio malaparte
■第六弾 2002年10月12日放映「今、海はあなたの左手にある」(30分)
今後最も期待される若手監督の一人として、注目を集める安藤尋。魚喃キリコ原作、女子高生の友情と愛情を描いた話題作『blue』(第24回モスクワ映画祭最優秀女優賞/市川実日子 受賞)をベースに、スタジオ・マラパルテともに、『blue』の原風景を映し出してゆく。
ポイエーシス(制作):安藤尋
声(仏語):尾山裕子
テクスト:マルグリット・デュラス『大西洋の男』
guest
安藤尋(あんどう・ひろし)
photo by Shintaro Hashimoto
映画監督。1965年東京生まれ。フリーの助監督を経て、デビュー作のピンク映画『超アブノーマルSEX・変態まみれ』で94年度ズームアップ映画祭新人監督賞を受賞。TVドラマやVシネマなどでも活躍する一方、雑誌に映画批評を執筆。『blue』は、2002年モスクワ映画祭コンペティション部門やトロント映画祭などに招待される。主な作品に『pierce/Love&Hate』(1997)、『つげ義春ワールド・義男の青春(前・後編)』(1998/テレビ東京)、『dead BEAT』(1999)、『僕は妹に恋をする』(2006)など。