studio malaparte
■Edge Special 第二弾
2012年8月24日, 31日放映
『奈良ゆみ 歌に生き 愛に生き』(後編45分+後編45分計90分)
パリ在住の奈良ゆみは、世界的に活躍するソプラノ歌手です。 オリヴィエ・メシアンや松平頼則(よりつね)といった作曲家から曲を献呈され、メシアンを歌った「ハラウィ」は、ドイツの名門グラモフォンから発売されるなど、 日本人音楽家としては、例外的な存在として知られています。時代を超えた歌曲の魅力を歌いながら、 「言葉のもっと深いところを聴きたい」という奈良ゆみから、歌曲の新しい横顔が見えてきます…パリでの生活、松平の「声の幽韻」のレコーディングの光景、 レッスンやステージを密着取材、美しき獣・ユミナラのすべてを見せます。
監督・撮影・録音:宮岡秀行
編集:坂井圭絵
出演:奈良ゆみ、ピエール=イヴ・アルトー、寺島陸也、モニック・プーヴェ 他
奈良ゆみ(なら・ゆみ)
大阪出身のソプラノ歌手。相愛女子大学を経て、フランスに留学。パリ国立高等音楽院で学ぶ。 フランス歌曲国際コンクールで入賞し、メシアンに認められる。以後、パリを拠点にヨーロッパで活躍。 モンテヴェルディからケージまで広いレパートリーを持つが、特に現代音楽の分野で注目を集め、 パスカル・デュサパン、グエン・チェン・ダオ、松平頼則などの現代作曲家に、曲を献呈されている。 また、ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」やプーランクのモノ・オペラ「声」などに出演して存在感のある演技を見せ、高く評価されている。