studio malaparte
私たちの足下に、踏みしめるべき大地はあるのだろうか。そう問いかけてみたくなるほど、現代に生きることは曖昧で不確かな感覚を伴っている。 そう、まるで未来が雨で見えない、とでもいうような。
このEdge=危機を、私たちの時代の言葉と映像の表現の先端=Edgeは、どのように乗り越えようとしているのか。 現代におけるポイエーシス(創造すること)の内実を見据えることは、未来へのヴィジョンを創造することに、ほかならない。 それは、私たちが踏みしめるべき大地を、もう一度確認する作業になるだろう。
城戸朱理(きど・しゅり)
詩人・『Edge』スーパーバイザー